家庭裁判所へ送致される

未成年が逮捕された場合、勾留または観護措置という措置がとられます。観護措置とは、少年鑑別所に身柄を送致することです。
そして、捜査が進められます。具体的には、警察から取り調べを受けて、供述調書を作成されたり、実況見分に立ち会ったりします。
勾留期間が満期になると、検察官は事件を家庭裁判所に送致します。
少年事件では、成人事件の「不起訴」に相当する処分がなく、全件家庭裁判所に送られて、裁判所での手続きが開始します。

調査官調査が行われる

家庭裁判所への送致後、家庭裁判所では少年に対する処分を決定するために調査を行います。
調査を担当するのは、家庭裁判所の調査官です。鑑別書に行って少年から話を聞いたり、少年のご家族からも聞き取り調査をしたりして、少年自身の様子や周囲の環境について調べていきます。少年を、社会に戻したとき、きちんと立ち直っていけるかどうかを明らかにするのです。
そして、調査官は、家庭裁判所の担当裁判官に対し、調査報告書を提出します。報告書内には、少年の処分についての調査官の意見が書かれています。たとえば、保護観察を相当とするのか少年院送致が相当か、などの内容です。
裁判官は、たいてい調査官の意見に従って最終決定をするので、調査官の調査結果は非常に重要です。

少年審判

そして、少年審判の日が決まり、審判が開催されます。
審判では、裁判官と少年が対面して、裁判官からいろいろな質問が行われます。
少年の保護者も出席して、意見を述べることができます。
最終的に裁判官が審判内容を言い渡します。保護観察になれば、少年の身柄は解放されますし、少年院送致になると、少年院に送られることになります。